Look This!  Gallery 陶迷庵 − 私のお気に入り * Page 2

**** クリックできるものは、拡大画像があります(新しいブラウザ画面が開きます)****


Vienna Pot From KEI 様 08/17/02

18Cウィーンの可愛い小さなポットです。高さは花の取っ手を入れても9cmしかありません。

誰がどんなときに使ったのでしょうか?
コンディションもまったく問題なく、欠けもニュウもなく金彩の剥げも殆どありません。もしかしたら使われずに飾られていたのかもしれませんね。

コレクターのものでしたから大事に大事にされて今まで来たのでしょう。
これからは私が大事にしなければと思います、ウィーンの小公女ポットです。


Rosenthal "Korean Dancer", Lenci "Girl", 自作人形 From Qoo 様 08/05/02

私の場合ですが、物をとうして時代を考えるのが好きでして、フィギュアなどは各時代の当時としては最先端であろう、ファッション、感性、あるいは懐古趣味など一つの作品からその時代を考えさせる要素が様々あり、そこが私にとって大きな魅力なのです。
また、各デザイナーのセンス、またそれを支える職人たちの違い(同作品でも絵付けなどでもうまい、下手があったり)など考えさせられることが多く面白いですね。

  ローゼンタールですが、この時代ドイツなどは貧富の差が激しくなり、秩序が大きく変わった時代ではなかったのでしょうか、そんな時代ローゼンタールはそれまでの懐古主義のフィギュアではなくモダンな、そしてどことなく退廃的な感じのするフィギュアを世に送り、それを当時の人々が受け入れたのでしょう。
このコリアン ダンサーなどは色彩的にも、デザイン的にもやや悪趣味な部分が私には感じるのですが、そこがこのフィギュアの魅力ではないかとも思います。時代の不安感のようなものを私はこのフィギュアから感じるのです。

  レンチですが、こちらは時代が少し新しくなり1932年製のものです(Nellaの製 造年は1931年から)。
レンチといいますと日本ではフェルトの人形が有名ですね。 レンチは1929年頃から陶磁器のフィギュアも製造しており、多くのデザイナーが 参加しております。このNellaは、フェルトドールで有名なHelen Scaviniのデ ザインした物です。
私のNellaは後ろがボックスになっており、物を入れるようになっています(ボックスが着いていない物は椅子の上に小さなカエルがちょこんと乗っています)。Hellenはさすが布の芸術といわしめたレンチドールの生みの親だけあり、彼女のデザインしたフィギュアはかわいらしく、ファッション性もあり昔のボォーグなどファッション誌にも記載されたりと、今の方たちが見ても古さを感じさせない魅力があると思います。

  人形ですが、かなり大きいものでして60〜70cmぐらいでして、着せ替えができるように関節が動くようにしてあります。始めて作った物でして(実は4年ほど前)全て手作りです(髪の毛も)・・変態ではないですから(笑)
実は母がほうこうさんを欲しがっていまして、私は人形は怖いので自分で作れば怖くないかということで母につくったものなのです(目をつぶっているのもあけていると怖いからです)。
ですので人体比率に忠実に作ったので(普通人形は5頭身ぐらいですか)西洋人形を見なれた方には違和感がかえってあるかもしれませんね。そして、大きい方が初めに作った物でして、このときは人形は無表情が良いかと考えて作ってみまして、小さいほうは少し表情をつけてみたりと実験などしたりしましたね。
この人形が縁でその後、ビスクドールを自身で作られている方と知り合いになったりしまして(ただ、その方は非常に熱心なのですが、私自身は作った理由が理由なだけに、この方には心の中で”すいません、私はいいかげんで・・”と自責の念にかられているのです)人形の世界もすごい物で、この方の教わっている先生の作品などは一体100万を超すそうです。


Silver Teapot & Stand, Vienna Cups & Saucers From KEI 様 07/12/02

ジョージ3世(1760〜1819年)、1800年ポットスタンド付きティーポット
メーカー:JE(John Emes)

やっと巡り会えた満足の行くジョージアンのティーポットです。
ジョージ3世のネオクラッシックのコーヒーセットは持っているのですが、どうしても良いティーポットが欲しく長い間探していました。が、コンディションに問題があったり、ポットスタンドがなかったり、つまみとハンドル、どちらかがオリジナルではなかったり・・・・・
これは画像で一目みて気品に圧倒され、心に引っ掛かる瑕疵が何もなく、とうとう購入してしまいました。

特筆すべきはこのJohn Emesの工房は有名ではありますが、評価的には必ずしも高いものでは無いのですが(平凡な工房と評されています)、このポットに関しては他のJohn Emesのものに比べて格段に飾り彫りも細部の仕上げが良かったことです。
工房名やブランドよりもやはりそのもの自体の出来がいかに大切か思い知りました。

この細部まで行き届いた細工が画像からも滲み出た品格だったのでしょう。
まさしく淑女のようなポットでした!

これは18C後半のウィーンのコーヒーカン6客セットです。
ウィーンの6客セット、完品はなかなか手に入らないので即決しました。

画像ではつるっとした感じに見えますが、実際はもっとしっとりとした肌合いの品の良いものです。ウィーンの令嬢と名付け、一緒に紹介して頂いた淑女ポットと合わせて使えば、英国のおばさまを取り囲むウィーンの令嬢達という構図になり、素敵なティータイムになりそうではありませんか?


Rosenthal Silver Overlay Tea Set From Minako 様 04/30/02
  骨董市なるものに初めて行き、清水の舞台から飛び降りるような気持ちでエイッと買ってしまったRosenthalのTea setです。

和洋を問わず陶磁器が好きで、食器棚にあふれるほど日常雑器を置いていますが、さほど高価なものではなく、骨董などは素人なのですが、ふと出掛けた骨董市で、燦然と輝く銀巻きの磁器に一目ぼれ。
いつもの買い物とは一桁違う衝動買いに、チョッピリ不安になって陶迷庵のサイトに出会い、見つけたのが同じタイプのRosenthalの銀巻きC/S。模様もエジプトの壁画に出てくるロータスの花のようなデザイン。
あ、これだと思い、原田様にはご指導をいただいたりしました。

1945年といえば第2次世界大戦が終ったばかりの頃、なのにこんな華麗な器が作成され世に出回っていたなんて、ヨーロッパの生活水準の高さを感じます。
骨董としてはそれほど古くないものですが、このTea setを並べてながめていると翡翠色の地肌に銀色が程よく配分され、照明に模様が輝きながら浮かぶさまは何とも言えず美しく、手に入れて良かったという幸せな気持ちにさせてくれます。
そして親ばかの心境で写真まで撮ってしまいこれをどなたかに見ていただきたいと思うのですから不思議です。

また、このTea setがロンドンで購入される前には、ヨーロッパのどこの街をどんなふうにして移動していたのだろう、と想像を掻き立てられるのもAntiqueの楽しさなのだと気がつきました。
そんなわけで初めての購入作品を見てやってください。


Chelsea Derby Cup & Saucer From KEI 様 04/20/02

このチェルシーダービーは、何年か前にチェルシーダービーのコレクターが亡くなったか、処分されたかで英国市場にチェルシーダービーの逸品が出回った時に運良く手にいれました

このパターンはウースターや他の窯、また19Cになっても造られていますが、これほど手の込んだ物は見たことがありませんし、チェルシーダービーの素地の暖かさが大好きですので大事にしています
お皿の裏の花の絵に惚れました!!


Meissen Blue & White Dish, Tea Caddy From KEI 様 04/16/02

マイセンの古染め付けのティーキャディと小皿です。
まったく偶然に同柄が殆ど同時期に手に入りました、アンティークの縁は不思議ですね。

ティーキャディの方は1735年前後、蓋があるのが素晴らしいとKOSMOSさんに褒められました???
小皿のほうは、マークからそれより少し後の1750年前後かと思います。
はじめは同年代かと思いましたが2つ目の前に並べて見ると、確かに小皿のがつるっとした印象を受けます。この辺りになると難しいですねえ、年代の特定は・・・・・ちがっていたらごめんなさい。

でも古い染め付けのものは、大好きです、何だか心が落ちつきます。


Rosenthal "Woman Drinking" "Pierette (Anita Berber)" From 秀次郎 様 04/02/02

僕が一目惚れしたのが、この「Pierrette(Anita Berber)」と「Woman drinking」の二体です。
前知識も何も無く、これを見た瞬間、素直に「良い」、「素晴らしい」といった感情が湧きました。

前者は健康的な女性で(淋しそうな一面も感じますが…)、特に脚の線が綺麗です。
後者は女性の体の線、特に後ろから見たときの線は美しすぎるくらい綺麗ですね。
そうした印象のもとに、入手することになりました。

ローゼンタールということで集めて行くのか、またはローゼンタールでも作家で集めて行くのか、まだまだ初心者ですので、そうした方向性といったものさえ明確になっていませんが、いずれにしても、これから長く接して行くことになることだけは確かです。


窯名不詳カップ&ソーサー From risuko 様 12/18/01
  しばらく前にeBayで入手したものです。
金彩の上に描かれた花柄、その金彩の中にも画像では見れませんが細かい模様が描きこまれています。青地は均一ではなく、ほんの少しマーブルがかっています。
Sellerさんは「Minton?」とのことでしたが、今もって何なのかわかりません。
イギリスで流行したロンドンシェイプのハンドルですが大陸系のものの感じがします。 年代は1815〜1830年でしょうか。

サイズはカップ高径 2 5/8インチ
ソーサー直径 5 7/8 高径 7/8インチ

カップのマークは青の一本線と金で何かのサインがあり、画像では見えませんがMかWと75と思われる刻印があります。
ソーサーには青の一本線と刻印で判読不能のものと16と押されています。


Meissen Coffee & Tea Set From MINT 様 08/15/01

最近手に入れた、マイセンのセットです。
年代は1800年中ごろだと思います。
価値がよくわからないので、詳しくご存知のかたおしえてください。
でも、一目見てきにいってしまいました。
ポットの注ぎ口がかわいいです。


Cloisone plaque(有線七宝飾り板) From risuko 様 08/14/01

ツヤの抜け方から、100年以上たっていると思いますが、細工があまりに美しかったので以前に購入したものです。
上下左右の模様や色がやや異なっているところも面白いと思います。
(16.9 X 16.9cm)


▲ 掲示板へ! /  ▲ LookThis Top Page