Look This!  Gallery 陶迷庵 − 私のお気に入り * Page 1

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Vienna Austria Porcelain C&S 18th Century From risuko 様 07/11/01
絵柄がとても繊細で、特に鐘杯型の方の華麗な描写が気に入っています。
ただ使われた痕跡はないのですが縁の金彩が、かなり薄くなっています。


Meissen "Maple" Saurceboat From みほ 様 05/19/01

このRichterデザインのメープル文のソースボートは、下のお皿と一体型(くっついています)になっています。
大きさは、楕円の横幅が24cm、縦幅が18cm、高さは12cm位です。1904年頃の製造です。
メープル文と呼ばれていますが、小さな蘭の花のように見えますね。
かなり地味な色使いで、絵付けの技が生きるような柄ではありませんが、ひねったリボンを回し掛けたような流麗な曲線がいかにもユーゲントシュティルですね。


2 KPM Plates From 亭主まゆき 05/11/01

 

上のお皿は直径25cmのディナー皿、下は直径17cmのケーキ皿。どちらも1901年頃のユーゲントシュティール・デザインです。
一見地味な印象ですが、よく見ると高度な技術と美しいデザインが楽しめ、興味は尽きません。

この時期、アンダーグレーズの絵付けによって、水彩画のような優しい印象の作品が流行しました。
このお皿たちも、抑えた色合いながら、しかしきっちり濃淡をつけたアンダーグレーズの絵付けと、蘭の花に加えられたジュールによって、立体感のある、とても艶めかしい仕上がりです。

上のお皿は、蘭の花芯部分に透明のジュールがうたれ、ぱっと見はそれと分かりませんが、よく見るとジュールによってみずみずしい立体感が出ているのに気付く仕掛けになっています。

そして下のお皿は、3つの蘭の花部分に注目! 金彩の上に施された緑色のジュール、花びら上部の薄緑〜透明のジュールのドット、花びら下部の輪郭を細かくなぞった白いエナメルと、さりげなく凝りまくっています。絵付け師たちの遊び心と自信を感じます。


Minton & Ulysses Blois Tiles From 亭主まゆき 04/09/01

「My Favorites!」に収まらないジャンルのものなので、こちらに出してみました。
アンティーク・タイルも、日本の豆皿のように小さいながらもひとつの世界というか景色がその中に凝縮されて興味深いものです。

上はミントンの、アールヌーボー調のタイル。シクラメンをとても上手に連続模様としてデザインしています。
ミントンのアールヌーボーからアーツ&クラフツ期のタイルはデザイン的に非常に優れていて、コレクターも多いです。

下のタイルはフランスの Ulysses Blois(ユリス・ブロワ)という窯のもので、時代は1920年頃。
この窯はフランス、ロワール川沿いの街Bloisで1862〜1953年にわたりファイアンスを作っていました。王冠や紋章など、中世のイタリアやフランスを思わせるデザインが多いようです。他にも王冠の下に白鳥、はりねずみなどをあしらった陶器を作っています。
こういった少しグロテスク調のものも結構好きなので、この窯には注目しています。


Carlton Ware C/S & Meissen Knife From ゆう 様 03/25/01

 

カールトンは、マークからすると、正式な社名になる前の最初期のものだそうです。内側と、ハンドルの金彩も厚くきれいで、縁取りの黒のモザイク模様も良い良い。裏側や側面の絵も、きれいで気に入ってます。
絵付けは、エナメルみたいな感じです。(素人目ではそう見えますが、実際に何なのかは判りません。盛り上がるように彩色が置かれています。)

ナイフは、ご覧の通り、よく使われた品らしく、柄の付け根が黄ばんだり、ニュウがあったり、またてかってて見えないかもしれませんが、右端の方の青い花は一部はげています。
青い花の左斜め下の白磁の地模様の部分(巻いたような部分)に、1点だけ、金彩が残っています(元は、地模様との境の部分に、金彩が引かれていたのだと思います)。花絵の赤紫から、私は、ぱっと見てマルコリーニかなと思いました。店員さんの意見も、(私が何も言わなかったのに)同じでした。
ただ、ナイフなどは、マークが柄の内側にあるので、マイセンだという確証はありません。(分解しないと判らない。)年代も、花絵の色からの(私の)推測です。裏は、バラの絵で(色合いは同じ)、裏の右端の方の花(スミレ)はもっとはげてます。
こういうはげって、品物の市場価格からすれば有り難くないかもしれないのですが、私には、”この品物が愛されて使われてきた証拠だな”と思えてしまいます。飾られるだけで使われないテーブルウェアって、何か一寸空しいじゃないですか。それに、中心の絵は、よく残っていますので。
一寸気になるのは、花絵の上(というか右)にある、すずらんのような白い花の絵付け(というか塗り方)が、私の乏しい知識では、マイセンでは見たことがない、一寸ぺたっとした塗り方だということです。こういう塗り方もするんでしょうかね。
刃は、かなり純度の高い銀だということです。見てのとおり、作りもしっかりしています。あ、それから、いうまでもなく、この花絵の細かさ、見事さが私にはお気に入りです。


Vienna Austria Porcelain Teapot 18th Century From risuko 様 03/24/01


イギリスの Teapot Museum の Gibbs氏に18世紀のViennaと鑑定してもらいました。
暗赤色のウィーンの赤,ふき取り技法のばら、高台のマークと数字の特徴、サイズ,重量を鑑定材料にしています。

残念なことに、フタは後に作り直していて、絵の描き方が幼稚です。


クメール褐釉 ライムポット From 君龍 様 02/02/01

時代は・・・11-12世紀、アンコールワット等が建設された頃のものらしい・・・
アジアものには珍しく、中国の影響を受けていない造形。クメールものを多数所蔵している美術館の図録などによると、大きさはまちまちだそう(わたしのは高さ12-3センチほど)。
用途は、噛み煙草に使った(すいません 実際にどう使ったかわかりません)とか、内部に玉髄石やルビーなどを入れて寺社に奉納したとか言われてますが不明。現在は中に石灰が固まってます。
その他、盒子や瓢型、象や亀、うさぎ等の形があり、現在亀を探し中です。おいてあるお店が少ないので、なかなか探すのが大変です。
偽物も出回っているようですが、なかなか比べようがなく、わたしは先に図録数冊を見て、そして業者を信用して購入。発掘(クメールはほとんど発掘)にしてはカセが少ないのが少し気になりますが、わたしが他に持っている同じく発掘のペルシャ小壺や宋胡禄(あれ?ロクってこれでよかったんでした?)はカセが多いので、やはりカセてないものはうれしいし、何より表情がお気に入りです。
資料やモノが少ない中で探していくのも、また楽しいものです。瓢型のは 振り出しに見立ててらっしゃる方も・・・


KPM ミルクピッチャー From みつこ 様 01/27/01
お店の人によると、1910年代のベルリンKPMミルクピッチャーです。
ふっくらしたボディーと猫足のこっけいなカタチに金彩の豪華さと緻密な花絵のアンバランスなところがお気に入り。


ロイヤルコペンハーゲン 1983年イヤープレート From はる 様 12/24/00
Royal Copenhagen、1908-1983年の75周年記念プレートです。
1908年と1983年のイヤープレートの絵が、1枚に一緒になっています。
1908年のプレートは、手に入れることは非常に難しいプレートの一つになっています。ですから、このプレートが手に入った時、とても喜びました。
絵柄もクリスマスですし、これからは、毎年このプレートを飾ってクリスマスを祝いたいですね。


ロイヤルコペンハーゲン 特別限定2000年ミレニアムプレート From はる 様 12/24/00
通常の2000年ミレニアムプレートは、エマとフレデリックが描かれている、とてもキュートなプレートなのですが、これは日本限定で生産されたものです。
京都・大阪・奈良の三都物語が描かれていて、絵柄は画家の中村宗弘氏のものが採用されています。珍しいので、まゆきさんのHPにアップしてもらおうと投稿しました。
でも、欲を言うと三都物語って京都・大阪・神戸ですよね・・・少し悔しいはるでした(^^;;


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