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*Cutlery For Aperitif (Petit Four)
18世紀
蓋が破損していたのか、最初からありませんでしたので、東京の銀屋に頼んであとから作ってもらいました。
*Cutlery For Aperitif (Petit Four)
Early 20th Century Paris
Maker: Emile Bergeron, Mark: MInerva 1 / B,E Symbol:Trowel
Late 19th Century Paris
Maker: Prudent Quitte, Mark: Boar / P,Q Symbol:Pistole
サイズ:26cm×2本 重さ:160g
素材:純銀ファーストミネルヴァ950シルバー+純金24k処理
製作年:1880年頃19世紀終わりから20世紀初めに存在した工房程度の規模と立場で銀器製作しているにもかかわらず、一部Odiotの品もここの出の物があったりする凄腕メーカーです。
Puiforcatやクリストフル、カルディヤックに見られる最高峰透かし彫り造形で、くり貫きではなく一番形を整えるのに手間のかかる立体型の透かし彫りを施しており、宝飾品のように美しいです。
サイズ:カップの高さ5.5センチ、ソーサーの直径14.5センチオールド大倉の蒔絵が施されたティーカップです。
オリジナルの段ボール箱に六客セットで出てきました。 箱には三越のシールがついていますので、特注品ではなく、百貨店で売られていたものであることがわかります。
裏印の下にグレーで「A」とありますが、意味はよくわかりません。
高さ:12cm丁寧に描きこまれた染付に柿色の刺し色が効いている戦前の作品です。
OACと1919とOKURAの古い金色シールが貼ってあります。
裏のマークはマロン色のOACとOKURAとtokyoで、金色シールの年代に出来たとすると創業初期の作品と思われるのですが、1924年以前の作品例が手持ちの本にはないので、制作年代をはっきりと断定できません。
サイズ:17.5cm×15.5cm1931年の製造年の入った大倉陶園の変形皿5枚です。
金魚が大変リアルに彫られており、オールド大倉特有の地肌の白さと釉の透明さが引き立つ作品となっています。
共箱に入って5枚出てきましたが、もとは6枚だったのかもしれません。
大倉陶園は裕福な家庭の特注品がほとんどでしたので、多くは化粧箱ではなくこのような段ボール箱に入っています。
Meissen Ecuelle Stand / 1728-1730
Mark: Overglazed Blue Crossed Swords
Dealer's Label: The Antique Porcelain Co. Ltd. 149 New Bond Streetこのディーラーは、ロンドン、ボンドストリートにありましたが、今はニューヨークに移転しています(Michelle Beiney Antiques)。
店主のHanns Weinberg は、ユダヤ系で、ドイツで生まれ、弁護士として何度もナチスと法廷で争い、14回も拘束されたそうです。
1938年にチェコからロンドンに脱出しましたが、ドイツ国籍で法律家としてはやって行けず、趣味の骨董磁器のお店をニューボンドストリートに1946年に開店しました。
このラベルは1957年にマンハッタンに移転するまでの間に、貼られたものだと思われます。
(Passion for Porcelain From the Age of Reason by Wendy Moonan / New York Times November 3, 2006 )
サイズ:直径約16cm(ほぼ6インチ)この版画は掲示板にも話題が出ていたバーン・ジョーンズ(1833-1898)のフラワーシリーズと名付けられた38点の版画のうちの、人気の高い2点です。
元はバーン・ジョーンズが生前大変に気に入って、自分の別荘に飾っていた6インチ直径の38点の水彩画を、彼の死後残された夫人Georgianaが1905年に300部限定で版画にした物です。
技法は私はリトグラフかと思ったのですが、Pochir所謂ステンシルが使われています。
実際に見るとリトグラフとの区別はなかなか難しいです。38点の中でもこの「ホワイトガーデン」と天使が幼子を家に招き入れる「ようこそ我が家へ」はなかなか手に入らず、「ようこそ我が家へ」は、とある画廊のオーナー夫人の私物を頼み込んで譲って頂きました。
対で廊下に掛けてありますが、心癒される版画です。
フランス ディエップ(Dieppe)製象牙針箱 1880-1890年頃
私には珍しいフランスものです。これまた珍しく衝動買いをしました。
針入れは筒状で上が開く物は良く見かけますが、日本で言う差箱のこのタイプは初めてみました。筒状の物より細工ははるかに難しいと思われます。
画像ではよく見えませんが横の部分は花篭の籠のように彫ってあります。
縦7.5cm、横1.8cm、高さ1cmの小ささにこの彫りは見事ですし状態も完璧です。ディエップというのはフランス、ノルマンディーの港町で象牙海岸から運ばれた象牙が集まる町だった為象牙細工が盛んであり、また出来の良い象牙細工はディエップ製と呼ばれる事が多いようです。
*A Sevres Cup & Saucer ( gobelet Hebert et soucoupe unie )
Soft Paste Porcelain / Two Ground Pattern 1758-1763)
Year Mark 'f' for 1758, Painter Mark 'the Caduseus' for the unknown painter
(The saucer with same painter's mark in the collection of the V & A Museum)
(Ref: French Eighteenth-Century Porcelain at the Wadsworth Atheneum Plate 84)
王室から王室に贈られた、貴重なものだと思います。
Hard Paste Porcelain / with Monogram: 'CL'
(The present for the marriage of the Prince of Asturies, later Carlos IV of Spain with Marie-Louise de Parma from her grandfather, the French King Louis XV)
Year Mark 'V' for 1774
Painter's Mark for the landscape: 'a crown' Andre-Vincent Veilliard (1751-1790) and for the flowers: 'a triangle' Charles-Theodore Butuex (1773-1790)
Gilder's Mark: 'L.L' Louis-Francois Lecot (1773-1802)
(Ref: Le Service de la Princesse des Asturies by Dorothee Guilleme Brulon P. 89 )